『痴迷無智 』
『 痴迷無智 』
お釈迦さまでも救えない者があるという。年がら年中愚痴をこぼしており、迷いを続け、何が正しいかが判らない者がいる。諸君は、痴迷無智の者にはならないことだ。まず、所長自体の痴迷無智をなくすことであり、痴迷無智の職員は、早く淘汰することである。
痴迷無智の者は、何が痴迷無智ということなのかさえ分らないでいる。(中略)
仏教にいう無明の人に該当する。つまり人間の真理に対する正しい智慧がなく、事象や道理をはっきり理解できない精神状態をいう。迷い惑う心理作用を、そのすがたとするものをいう。
(「会計人の原点」23頁)
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「愚か」な振る舞いをしてしまったり、「迷い」が生じてしまうことは誰にでもあります。このようなことに対して智慧を出し合うことは大切なことです。ここでは、何らの対処もしようとしない者のことを「痴迷無智の者」と呼んでいます。
今月の言葉は示唆に富んでいます。「できない理由を考える前に、できるための方法をとことん考え抜くのが経営だ。」
自ら思考していこう。その意識から思考する能力も自ずから生まれ、向上心となり、発展性も湧き出してくるのでしょう。
最近は、困った価格競争 を行う業界があります。牛丼の外食産業です。価格だけで勝負をしようとしすぎると、利益を生みだすことが不可能となり、結果的に倒産になる可能性も拭い去れません。また、今までは暴利をむさぼっていたのでしょうか。果たしてこれで良いのでしょうか?
販売をする者が自らの商品価値を下げてしまうことは、間違っているように思えてなりません。より優れた商品を適正・適切な金額で販売することが基本でしょう。その基本を達成するための方法をとことん考えていく。
同じような安売りでも マクドナルド は何故に成功しているのでしょう。
ハンバーガーではなく、飲み物によって 場所 と 時間 を販売しているからだと思います。ハンバーガーによる利益は固定費の確保。そのような割り切りがあったと思うのですがいかがでしょう。
思考省略、思考停止に陥りませんように!!
平成13年8月号に寄せて

