『経営計画の策定作業は 全従業員を巻き込んだ 共同作業でやれ 』
『 経営計画の策定作業は 全従業員を巻き込んだ 共同作業でやれ 』
「俺はこの仕事をどこまでやればいいのか」という達成基準をきちんと決めてかかる必要があります。その場合に、この達成基準の策定作業には 全従業員を巻き込んだ共同作業 をやれ、というのが経営学のもっとも優れた英知であるとされています。・・・中略・・・
「どうだ諸君、わが社の商品をどのくらい売るのが正しいと思うか。
諸君の知恵を貸してくれ」というふうに、皆を巻き込んだ形で達成基準、あるいは成果基準を決める。・・・中略・・・それが重要であります。
(「会計人の原点」153頁)
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大部分の会社において、その従業員の大半は、よりよい仕事をしたいと考えていることでしょう。彼らは、どのような会社で、どのような仕事をしたいのかを考え、難関の就職活動を通ってきているのです。
経営者から「当社はこのような商品を1億円売ることを目標としている。さあ、行って来い。」と言われただけでは、どのようにしたら良いのか従業員にはサッパリわからないことでしょう。
ところが、従業員がそれぞれの現場で培ってきた情報と知恵を結集すると、売上目標や商品の魅力あるいは欠陥が明確になる。製造工程における改善策も見えてくる。トップセールスでは、売り方にも工夫が施されていることが明確になってくる。単価の設定が適正か否かを考えるようになる。お互いに助け合うようになる。責任の分担ができてくる。結果として、非常に明確に経営方針が末端の従業員にまで行き届く。
経営者にも従業員にも、それぞれの立場において 出来ること 出来ないこと があります。そして、貴社の就職試験の難関を通過してきた従業員ですから、経営陣としては基本的に信頼してよいはずです。実際に仕事をはじめたらコミュニケーションが取れない。そのようなことは無い方が良い。当たり前のことだと思います。
経営者は 経営理念 を語り、その理念に基づいた 経営方針 は 全社一丸の共同作業 で 決定していく。
具体性をもった非常に良いアドバイスをしてくださっていると感嘆して、今月はこの項を紹介させていただきました。
平成13年9月号に寄せて

