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『経営の特質その四・・・栄枯盛衰の特質 』

『 経営の特質その三・・・存続発展を要請する特質』

   更に 経営とは、自らの存続 と 発展の要請 を 内包する社会的存在である。

   自らの存続、自らの発展。経営というのは存続しなければならない。そして、単に続いていくだけではなくて、発展性をもたなければならない。

   つまり、経営とは「 存続 と 発展 の要請 を己の中に抱きこんでいる 社会的存在 だ 」と規定することができると思います。

(「会計人の原点」99頁)

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   私の事務所のキャッチコピーは「 明日を創造するお手伝い 」です。 今月の言葉は「今日と同じことを明日やるな」ですが、日々新たであろうという思い入れがあるところは同じだと思いました。

   そこで、現実に目を向けてみましょう。 事業を営んでいますと、 日々 行う仕事 というものは 同じことの繰り返しなのですね。違いますでしょうか?家庭の主婦も、学校へ通う子供たちでも同様でしょう。

   営業マンは日々商品の販売を繰り返し、経理マンは毎日のように帳簿の作成を繰り返す。製造過程での作業は同じことに繰り返し。主婦は掃除と洗濯と子供の世話の繰り返し。子供たちは学校と学習塾の繰り返し。

「お父さん、時には子供の勉強を見てあげてください!」

「おい、疲れて帰ってきているんだ。休ませてくれよ。」

   横には、「またかよ。仲良くしてよ。」と嘆いている子供の姿。 愚痴と喧嘩のドラマが思い浮かぶようです。

   ところが、どのような 日々の現実 も「 実は 同じであって、同じでない。」ということはどなたも薄々と感づいているはずです。仏教では「日々新た」というようですね。

   以前にも書きましたが「螺旋階段を登るがごとく、一周してみれば同じところへと戻ってきているようでも、視界は開けてくるのです。」螺旋階段の一階で今日見た景色は、明日になって見ると違うところがあるはずです。二階へと上がっていれば一階では見えなかったところまで見えてくるからです。 毎日のように一階ずつ上がるのでは大変ですから、階段一段ずつで良いでしょう。

   明日は、今日とは違う景色を見ようではありませんか。

   そして、自分のために仕事をするのはやめましょう。 一人でもいいですから他人の為にしましょう。 一人だけで喜ぶのではつまらないではありませんか。 より多くの人々と喜びを分ち合いましょう。 これも「自利利他」の実践です。

   経営とは一つの芸術作品を創りあげる ようなものです。今月は存続発展の特質があるのだということから考えてみました。

              平成14年2月〜3月号に寄せて

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