『 経 営 の 本 質 』
今回は当事務所で関与先等に提供している「クリエイティブ ニュース」の送付案内文を「会計人の原点紹介」に先んじて転載します。
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拝啓 今年の年賀郵便では 「道」 と 「道標 ・ 澪標 」 について書かせていただきましたが、いかがだったでしょうか。
このテーマを書くに至った 切っ掛けは、昨年11月19日の 日本経済新聞上の座談会 にありました。 国土交通省の 鈴木克宗 関東地方整備局 道路部長 のお話しです。 日本でも 「 七道駅路 」 といって、大和朝廷の時代に造りはじめて、大体8世紀頃に形が出来上がり、10世紀頃には消えてしまったのだそうですが、「 ローマの街道 と 同じような 道路網 」 が 京都朝廷を中心にできていたのだそうです。
現在の高速道路網 と 同じような規模 と考えてよいものです。 東海道 ・ 東山道 ・ 北陸道 ・ 山陽道 ・ 山陰道 ・ 南街道 そして 西海道 の 七街道 で、現在に通じます。 何しろ幅員が12メートルもあったのだそうですから。 京都 と 地方の関係 を 構築する権力の象徴の一つであったのではないでしょうか。
ところが、その後 我が国では 隣の地域との交流 をさせなくなる時代となり、メンテナンス不十分で消滅してしまったのだそうです。 ローマにおける街道建設 と その永続的な機能を保持し続けようという道路に対する発想。それとの違いには慨嘆せざるをえません。
ということで、 「 道標 」 や 「 澪標 」 の重要性 を改めて考えてみたかったのでした。道そのもの よりも、その道がどこへ通じているのか。 その見極めをできるようになりたいものです。
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『 経 営 の 本 質 』
経営の本質とは何か。 この、本質を心静かに考えるという機会は、意外に少ないかと思います。 なぜ私達は経営の本質を問う必要があるのか。それは次の二点によるがゆえであります。
一、 人生の一回性の故に、経営の本質を問うのである。
二、日常生活の多忙さに埋没しがちだから、「経営の本質」を問う必要がある。
( 会計人の原点 98頁 )
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前回の続きで、今回はこの二番目について考えてみましょう。
飯塚氏は 観察力にも 卓越したもの をお持ちだったようです。
例えば、食事をしながら「ああ、こういう用件があってこうで、それで今日はああしなくちゃいけない、こうだ」と年がら年中多忙さの中で暮らしている。
そのような方との出会いがあるというのです。 そして、「ただ一度しかない人生をどんどん削り捨てている。」と嘆くのです。
私などは、そのような人に出会ったら、大活躍をしていてうらやましい。と先ずは思ってしまうのですが、そうではないのですね。
このように人は日常生活の多忙さに埋没しがちだから、たまには「さて、経営の本質とは何であろうか」と静かに瞑想する機会をもつほうがいいだろうと思うわけです。そういう点で、経営の本質を問う必要があるんだと、私は思うわけです。
瞑想というと宗教色が強いと思われるかもしれません。例えば、禅の世界では、座禅を組みながら瞑想するという手法をとりますから正に宗教です。でもその手法は手段に過ぎないのではないでしょうか。
ナポレオンの遺言は「息子よ、瞑想の生活をもってくれ」という一言だったそうですから、世界中のそれなりの地位を占めることができた多くの先達は、同じような発想をもって活躍をしていたのだろうとも推測できるからです。
経営の本質とは何か。答えを誰も教えてくれはしません。自ら、思いを巡らせながら、追求していかざるを得ないものだと思います。
そうか、瞑想という手法があったのか。と、こころを新たにしているところです。
( ゴシック体は 「 会計人の原点 」 引用 )
平成15年2月号に寄せて

